ヒラードのミドルシュート383 楽農家論
2019年 02月 14日
楽農家ーーーーーん
てなことで、ミドルシュートです
本日、毎年恒例の 農民連青年部の総会がありました。
今年の総会のテーマは
楽農家で家族農業を!!
というテーマにしました。
国連は最近では小規模家族農業の役割を認め始めてきており、
今まで 緑の革命といって推し進めてきた
大規模農業 工業化の農業政策を見直そうという動きが出てきております。
それにあわせて、
2019年から2028年までの10年を家族農業の10年と位置づけ
世界的キャンペーンを行いはじめました。
そのテーマにあわせて
今年のテーマ設定を考えました
楽農家とは酪農家から思いついた言葉で
友人の岩手の農家の小井田君のお父さんの
一言から思いついたキーワードで、
今では放牧を取り入れて、なるべく手をかけすぎないで
酪農をしている小井田家なのですが、
昔はある一定の規模の牛を牛舎で飼う誰もがイメージできる
慣行酪農をしていました。 その時は毎日 毎日 忙しいばかり
忙しく、余裕がない生活を送っており、
牛に鎖をつなぎ飼っていたつもりが
いつの間にか自分が鎖につながれ飼われていたのかも
しれないなーといった小井田父さんのエピソードを聞き
思いついたものでした。
楽農家と言っても別に酪農家だけに焦点を合わせる
つもりではなかったのですが、
なかなか総会酪農家の方を招いて総会を開いたことがなかったのでと
酪農家 畜産農家を中心にパネラーをおよびしました。
一人目は先ほど紹介した
岩手の小井田君
家族農業で循環型農業実践しており、
牛の放牧いがいにも
手でも割れるクルミの収穫もしており、
収穫時期になると、
お客さんが 収穫体験兼 お手伝いにきてくれて。
お互いにとってWIN WINの関係を築いております。
小井田君の 牛は
日本のメジャーなホルスタインとは
ちょっと種が違うらしく、
もともと放牧メインで飼われている
ニュージーランド産の種を
種付けしているとの事でした。
やはり、 足腰は日本のホルスタインとちがい
強いらしく、
ヒラードが全く知らないことだったのでほんと
新線な情報でした。
二人目は
国分農場 国分さん
埼玉でホルスタインを肉牛として育て 自社直売所で販売したり、
体験農場にも力をいれていて、
季節ごとにいろんな食をテーマにイベントしてて、
あるときはうどんを作って 肉うどん
ある時は玉ねぎを収穫して、 ハンバーグ 肉じゃがなど
地域にファンづくりと食育にも力をいれています。
「自分の子供に安全な牛挽肉でハンバーグをっってあげたい」
というささやかな気持ちから直売所をはじめた国分さん
まさに、それを地域に根差し実践しているのは
すごいなと、 自分たちに生かせるところが多々ある
お話でた・
この二人にパネラーの話を全部書いたら
もう まとまらーいので
直接聞きに行った方が早いです!!
ぜひ 小井田農場 国分農場ともに
遊びアンド学びにいってください!!
本部国際部からも 家族農業の10年と小農民の権利宣言について
レクチャーがあり。
超要約すると、
国連曰く「家族農業は解決すべき問題ではなく、家族農業こそが食糧保障と
持続可能な発展をもたらす解決策である」といっており
農業は世界最大の雇用者であり、世界人口の40%を雇用している等の
データをしめしながら、世界に訴えはじめています。
日本政府の農政はこれと全く真逆な事を言っており、
自由貿易の旗頭として、日本農業をつぶすのみならず、
世界の国々の農地を買収して、その資源を奪い、グロ―バル企業
の手助けをするようなことしています。
モザンビークの土地を1400万HAを買収し、
そこに工業用大豆を作らせ、地元の農民の暮らしを
お金だけの力で奪っている事実があり、
昨年秋に 実際にアフリカから代表団がきて
日本の政府にむやみやたら土地の収奪を止めてくれてと
申しいれにもきてるそうです。
これも、まだまだ内容あるのですが、
ほんと長くなっちゃうから割愛くわしくは個人的に聞いてねー
そして 夜は恒例の あれ??
長い夜はあっという間に過ぎていくのでしたー
by hira-do1981
| 2019-02-14 22:14
| ヒラードのミドルシュート